【銀行の銀行とは】日本銀行と日銀当座預金の仕組みについて
日本銀行と日銀当座預金について
日銀は「銀行の銀行」と言われますが、なぜそのように言われるのか分からない方もいるかと思います。そこで、簡単に日銀の役割についてまとめてみました。
①X社がA銀行に1億円預金しているとする
②X社が1千万円でY社に工場建設を依頼する
この時、X社はY社に1千万円振り込みます。すると、Y社の銀行の通帳に+1千万円が記帳されます。逆に、X社のA銀行の通帳は-1千万円が記帳されます。
③A銀行がB銀行に1千万円渡す必要があるが・・・
すると、A銀行はB銀行に1千万円を渡す必要があります。しかし、現金でお金を取引することはありません。理由は、①大金を輸送するのはコストがかかる②取引は無数にあるなどが挙げられます。
ではどうやって銀行間でお金をやりとりしているか?ここで、日本銀行が出てきます!
④日本銀行の出番!!
日本銀行は銀行の銀行と呼ばれています。各銀行は日銀に必ず預金口座を開設します。これを日銀当座預金と言います。この日銀当座預金の中でお金のやり取りをすることで銀行間のお金のやり取りをスムーズにできます。
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⑤日銀当座預金でお金のやり取りをする
日銀当座預金の数字を記帳するだけでお金のやりとりが完了します。日本銀行が銀行の銀行と言われる由縁ですね。