イヤーワームとADHDについて
イヤーワームとADHDはよく検索されているワードみたいです。グーグルでよく「イヤーワーム」と検索すると、予測変換で「イヤーワーム ADHD」と見かけました。
「ADHD」ってあまりいい噂は聞きませんよね。そこで、本記事では、イヤーワームとADHDの関係性を考察してみました。
イヤーワームとADHD
結論から言うと、「イヤーワームで悩んでいる多くのひとはADHDではない」と考えてます。
イヤーワームの根本的な原因は「ストレス」である
私は、「脳のストレス回避行動」によってイヤーワームが引き起こされると考えております。
人間は、ストレスが掛かると脳で処理しようとします。しかし、ストレスが蓄積され続けると、脳がストレスを処理しきれなくなります。
しかし、人間はストレスから逃げずに我慢する生き物です。そのため、脳にストレスが掛かり続けます。
そうすると、脳は無意識に、ストレスが掛かる作業とは別の方向に意識を向けさせようとします。
その時に、イヤーワームの人は脳内で音楽を永遠とリピートすることで、ストレスの原因となる不安・苦痛を脳から無意識的に排除しようとしているのだと私は思います。
詳しくは以下のブログを見てください!!
要するに対処できないストレスがかかると、人間はそれから逃れるために頭に音楽を流すのです。それがイヤーワームの正体です。
皆多かれ少なかれストレスを抱えており、また、そのストレス処理能力には個人差があります。
これはADHDとは全くではありませんがほとんど関係ありません。よってイヤーワームとADHDの関係性はそこまで高くないと考えました。
しかし、軽度のADHDの方はイヤーワームの可能性があるかもしれません。
軽度のADHDの人はイヤーワームになりやすいかも
ADHDの方の症状は様々あります。その中で私はある症状に目を付けました。それは、「好きなこと以外に対する集中力、関心が続かない」です。
ところが、よくよく考えるとこれは万人に共通です。皆楽しくないことはやりたくないです。当たり前です。
では、ADHDの症状が重い方がイヤーワームになりやすいのかと言うとそうではなく、実は軽度のADHDの方の方がイヤーワームになりやすいと考えております。
症状が重いADHDの方は、本当に好きなこと以外やりません。嘘かと思いますが、実際に私は重度のADHDの方を見たことがあるので間違いないです。*1
こういった方は基本的に「嫌なことをすることによるストレスが溜まらない」のでイヤーワームになりにくいと考えています。
しかし、軽度のADHDの方は例えやりたくないことでも我慢してその作業を行います。その時、ADHDでない正常な方に比べてストレス蓄積レベルが高い((重症のADHDの方は「やりたくないことをやらない」くらいなので、ADHD軽度の方は正常な人がやりたくないと考えている以上にやりたくないと考えてしまう=ストレスの感じ方が一般の人より大きくなる)))はずです。
そのため、私は軽度のADHDの方は正常の方よりもストレスが溜まりやすいため、脳が頻繁にストレスに対処できなくなり、イヤーワームになりやすいと考えました。
結論
イヤーワームの直接的原因はADHDではありません。イヤーワームの原因はストレスによる脳の逃避行動です。ストレスは皆かかります。従ってADHDに関わらず、イヤーワームは誰にでも起こり得ます。
しかし、軽度のADHDの方は正常な人よりもストレスの感受性が高くなる可能性があります。そのため、正常な人に比べてイヤーワームに陥いる可能性が高くなると考えてます。
*1:私は小学生の時にADHDの女の子に会いました。本当に嫌なことは何ひとつしてませんでした。そして、時々授業中に抜け出して廊下で太鼓の練習(彼女は太鼓が大好きだった)をしていました。授業中に廊下でバチで机をたたいて太鼓の練習をし始めた時は「うるさっ」って毎回思ってました。本人は周りに迷惑をかけているとは全く思っていなかったみたいです。